
左 展示パネルの写真
中 展示の様子
右 パンフレットの一部
信州中野 山田家所有の 明治時代のティーカップの特別公開が
先月あり立ち寄りました。
ティーセットはヨーロッパの品と思っていた私は江戸時代オランダ貿易船の
記録に日本からティーカップとソーサーが輸出された記録が残っていたと
知りびっくりしました。
山田家に残るティーカップは山田家が明治時代始めから、生糸の直輸出をするために生糸貿易の実務に携わり
同じく当時有力な輸出品だった 横浜 井村製のティーセット
を入手されたのでは思われているそうです。
井村製は素地を尾農地方から買い入れ、素地に客の好みの文様を描き
輸出し、明治10年ごろには職工200人を擁していたそうです
山田家の展示してあるティーカップは100年以上経ても とても繊細な日本の柄が美しい
それとは別にモダンな幾何学模様の濃いピンクのコーヒーセットも
輸出品としてとらえると面白い
輸出品だったので、日本に残っている品は少ないだろうし 海外にあっても
陶磁器製品で日用品として使用するティーカップなどは現存する品は
少ないのだろうなあ でも手描きで手作りで形が均質ではないティーセットに時代の温かさを感じ、他にその時代の日本製のティーカップ
などを見たいなと思いました