こんばんは(*^_^*)
インテリアコーディネーターsaiiです。
先日車から眺め通り過ぎた清里のカラマツ林は落葉が始まっていました。
黄金色に輝くカラマツ林は美しいですね。
今までに、何回か黄金色のカラマツ林に出会うことがあり
その美しい林が心に残っています。
タイミングが合わないとなかなかその美しい風景に合うことができませんね。
これらのカラマツ林は川上村と強く結びついているということを
始めて知りました。
川上村は高原野菜の産地ですが
戦後、高原野菜の畑の前はカラマツの苗木を育てた苗畑だったそうです。
戦後川上村で育てた苗木は軽井沢など県内にだけでなく
北海道、韓国など輸出されていたそうです。
カラマツはヤニがでたり、割れ狂いがでやすく、板材としては使いにくく
炭鉱や工事でつかう坑木や電信柱など使うために造林されたようです。
もともと長野県は天然カラマツもあり
「十勝総合振興局」のカラマツ造林の歴史をみると
明治時代から長野県から北海道に種子が移入されています。
北原白秋の詩
「落葉松」の六
からまつの林を出でて、 浅間嶺にけぶり立つ見つ。 浅間嶺にけぶり立つ見つ。 からまつのまたそのうへに
は軽井沢の星野温泉を訪れた時の詩だそうで
大正時代に書かれているので
戦後造林される前から明治時代も産業の一つとして
落葉松は植林されたのでしょうか・・・
そのへんの詳しいことは良く調べてみないとわかりません。
(林友ハウス工業さんのホームページには
カラマツ造林の最も古い事例は、長野県川上村。
幕府の天領で寛永年間(1624~43)に数百町歩にわたり造林されたといいます。
とありました)
また、松本やまびこドームは長野県産材のカラマツで造られているそうです。
身近で良く見かける保育園や中学校の腰板も長野県産材のカラマツかな・・・
使いにくかったカラマツですがいろいろ開発されて
使いやすくなっているようです。
ただ美しいと思っていたカラマツ林ですが、長野県、川上村
などに深い結びつきがあり
長い歴史のある樹木だということを知りました。
北原白秋
「落葉松」の一
からまつの林を過ぎて、からまつをしみじみと見き。 からまつはさびしかりけり。たびゆくはさびしかりけり。
カラマツ林でゆっくりとさびしさを味わったら
カラマツは楽しかりけりと
建物やインテリアで使う事ができそうです。
今から植えて五〇年後
カラマツが大活躍している暮らしだといいなと思います。
あなたのお近くにカラマツは使われていますか?
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