飯山市 高橋まゆみ人形館の近くにある竹細工のお店に寄りました。
山之内町須賀川の手作りの竹細工でした。
須賀川の竹細工は根曲り竹で作られているそうです。
根曲り竹は寒い地域に生える細めの竹で
雪の重みで茎の根元から反り返るように
曲がって伸びるのが名前の由来のようです。
根曲り竹というと北信ではサバと合わせて味噌汁でいただく
おいしい食材としての方がよく聞きます。
今年も根曲り竹の筍をサバ缶と一緒にいただきましたが、
やわらかくておいしい!
おいしいだけでなく
雪の重みにも耐えられる竹なので
根曲り竹は丈夫だそうです。
丈夫な竹を細かく割いて、製品にするには
手作りでは、竹が丈夫なだけ力をつかい
大変な作業だろうなと思います。
一日一個か二個くらいしかできないというのが
わかります。
その昔、竹でできた道具は生活の身近にありました。
いまでは読み方もわかりませんが、
箕 (み)
背負い籠 (せおいかご・・・しょいカゴ、しょいご)
魚籠 (びく)
笊 (ざる)
みな漢字では竹冠ですね。昔々から竹は道具などの材料として
よく使われてきたのだなと思います。
これら竹製の道具を実際に見た記憶が私にはありますが、
知らない方の方が多いのでは・・・・
生活の道具はここ数十年で
激的に変化したものの一つかもしれません。
自然素材は丈夫。
大事に使えば何十年も使えます。
竹は道具だけでなく、
土壁の骨材として竹を編んで骨材で使われたりしていました。
くずれた土壁から竹小舞(たけこまい)が見えている
古い建物が残っていたりします。
須賀川の竹細工のお店で
忘れていた自然素材の強さを
思い出しました。
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