須坂市の昔からあるお店「さくらや」さんには保手が・・・

さくらやさん2

須坂市の交差点角に昔からある日用品のお店「さくらや」さん

お店の外のバケツやら、もいつもきちんと整理されていて

気持ちよく、目につく気になるお店「さくらや」さんです。

「さくらや」さんに 胡桃割り器を探しに行ってきました。

にぎり型のクルミ割りはありましたが

他に何か・・・とお伺いすると

梅割り器はどうかということで

梅割り器を出してきてくれました。

出してきていただいている間に

数々の日用品がきちんと整頓されていて

めずらしい品もあり見ているだけで楽しいのですが

棚の上に竹細工の商品を見つけました。

よく行くチェーン店の日用品店ではあまり見たことがありません。

写真左から 箕 (み)

・・・戸隠で編まれたもので 竹の皮を箕の外側に出すのが特徴

写真、真ん中 篭通 (かごとおし)

・・・大豆の仕分けに使うものだったとか・・?直径60cm位

右側の色が茶色い篭通は竹を燻してあり、より竹が丈夫。

竹を燻すには囲炉裏の上に竹を置いて燻すとか

燻す囲炉裏を使う家がなくて燻した竹もないので貴重とのこと

うーん、どこかで 昔 囲炉裏の上の方の梁の上に 竹が

渡して置いてあったのを見たことがあるような・・・。

いまでも、実際に囲炉裏を使って生活されているお家は

どのくらいあるのだろうか・・・。

写真右 保手 (ぼて)

・・・直径54cm、先日これより一回り大きな保手が売れてしまったとか。中野市に住む方が手で編んでいるけれど、

◎竹籠をつくる方の竹を採りにいく体力がなくなってきた

◎竹籠は大きな品を作るには強い竹を曲げなければならなくて

体力が必要。作る体力もなくなってきた

ので、これらの竹製品は次にいつ入るかわからないと

「さくらや」 さんの御夫婦が心配そうにおっしゃっていました。

保手(ぼて)って 初めて聞きました。

須坂は養蚕が盛んな頃、保手 (ぼて)に蚕のエサを

入れたそうです。

知り合いも小さなころ 保手 (ぼて)に うさぎ のエサ

を集めたと話してくれました。

竹の手作りの、箕、篭通、保手、

大きくて手作りで何日も作るのにかかるから、

金額も簡単に買うことができる金額ではありません。

何十年先まで使う事を考えた金額です。

作る方、買われる方、どんな方なのだろう。

そして、いつまで これらの商品は「さくらや」さんに置かれることが

できるのだろうと思います。

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