松茸で お・も・て・な・し

南信州の松茸

南信州の松茸

 

 

あまりないことですが、知人が食事に来ることに

なりました。

うーんどうしよう・・・

困ったときは 南信州に住む実家に

松茸コールをします。

 

実家は 山あい にありますが、この時期 松茸の

話題が毎日のように交わされるようです。

狩猟で獲物を仕留めて 成果を披露するような感じですかね・・・

去年の不良に比べると今年は良く取れて 写真のような

松茸が届きました。

 

でも 松茸はおいしい!っていうものでもない

   松茸は決して栄養価が高いものでもない

   松茸ではお腹はいっぱいにならない

のに なぜ松茸?

 

大人になった私が少しわかってきたことは、

俳句のように、自然を愛でて食する 風流を提供できる

シガーのように、ブランディーのように

(どちらも 嗜まない私の想像ですが、)

お腹をいっぱいにするものではない、嗜好品的なところが

よいのでは。

 

和食がユネスコの無形文化材となった意味が

松茸料理をしていると少しだけわかるような気がします。

松茸の香りを引き立てるように、香りのきつい材料は

使わないように、昔からの日本の食材と組み合わせるとか

器は 本当は素朴な木曽の漆塗りの盆にのせたいなとか。

木曽といえば、木曽アルテック さんの 手塗の彩色和紙

を和室の襖紙に使用したことがありました。お施主様が

自然素材を好まれて天井も杉の無垢材でした。

照明も間接照明だけでした。

 

そんなお部屋なら松茸の土瓶蒸しとかでお酒がすすみそうです。

南信州の松茸には 飯田のお酒 喜久水 ですかね。

(お酒も私は弱くてだめなんですが)

お米は 阿南町新野の新米(まだでてないですね)

新野のお米は故郷納税で話題になっていましたが、

ほんと、おいしいです。おかずがいらないで、お米だけで

食べられます。人それぞれに お米のこだわりは

ありそうで、皆さんの米自慢が始まりそうですが。

 

キッチンプランをしてきた中で、お一人だけ

精米機を持っているので キッチンの中に精米機を

置く場所を考えてほしいとおっしゃった方がいらっしゃいました。お米は精米したてがおいしいですね。

また、封切のお米のにおいが好きでお料理好きという

わかい新婚の女性もいらっしゃいました。

 

焼きたてのパンを朝出したいので、オーブンをキッチンに

組み込みたいと聞くと、パンの匂いで起きる幸せな朝

も想像できます。

さて、がさつな私の繊細でない 松茸の茶わん蒸しは

少し卵の分量が少なかったです。

和食は むずかしい!

お・も・て・な・し  って大変!

 

長野市を中心に仕事をしていますが、

住居は須坂市の私から 知人への手みあげは

遠藤酒造さんの朝しぼり、

盛進堂さんの栗中華 です。

まだ他にも名品あります。